◆ QOLプロモーション演習のお知らせ
子育て支援による団地再生
−UR団地を対象とした試行研究報告(提言)から
-
20世紀後半、高度経済成長と大都市圏への人口集中に対応すべく、多くの住宅団地が誕生しました。21世紀前半の今、それらの団地は大きな転換期を迎えています。中心的役割を担ってきたUR団地では、人口・世帯減少、都市のコンパクト化を背景に、「高齢者の安心居住」、「子育て支援」、「地域の多機能拠点」を目指すことが、今後の方向性として掲げられています。
- [日 時]
2008年12月9日(火)14:00〜17:00
- [会 場]
大阪市立大学文化交流センターホール
(大阪市北区梅田1-2-2-600大阪駅前第2ビル6階)
- [主 催]
都市住宅学会関西支部
- [プログラム(予定)/報告者]
〜14:00〜14:05〜
□主催者挨拶
檜谷美恵子(都市住宅学会関西支部長、京都府立大学教授)
〜14:05〜14:15〜
□団地再生方策研究会の取り組み経緯と課題設定
巽 和夫(京都大学名誉教授、巽和夫建築研究所代表)
〜14:15〜14:30〜
□少子化と子育て支援の現状
大島祥子(スーク創生事務所代表)
〜14:30〜14:50〜
□子育て支援による団地再生
住田昌二(大阪市立大学名誉教授、現代ハウジング研究室代表)
〜14:50〜15:10〜
□生活・空間・環境計画から見た子育て支援
柏原士郎(武庫川女子大学教授、大阪大学名誉教授)
〜15:10〜15:30〜
□子育て支援が招く新しい団地ゲマインデ
高橋叡子(NPO法人大阪国際文化協会理事長)
〜15:30〜15:50〜
□団地再生における次世代育成と団地ブランドの創造
弘本由香里(大阪ガス エネルギー・文化研究所客員研究員)
〜15:50〜16:10〜
□まとめ−団地再生の新しい視点
巽 和夫(京都大学名誉教授、巽和夫建築研究所代表)
〜16:20〜17:00〜
□質疑・意見交換
- [参加費]
500円(資料代として必要になります。当日受付にてお支払いください。)
- [申し込み]
11月28日(金)17:00までに、生活科学部事務室 松本へご連絡ください。
今回の演習は、人数制限はありません。
◆出席カードについて◆
今回は、特例として当日の押印は行いません。
下記の日時・場所に出席カードを持参し、先生の印鑑をもらってください。
▽出席カード押印▽
日時:平成20年12月10日(水)昼休み(12:10〜13:00)
場所:S307(三浦先生研究室)
※この日時に行けないという方は、事前に事務室 松本か三浦先生までご連絡ください。
「高齢化」「少子化」への対応は、まさに21世紀の住まいづくりの根幹となるキーワードです。「高齢化」への対応については、すでに多様な取り組みの提案・実施の蓄積が見られますが、「少子化」への対応を「子育て支援」から進める、住まい・まちづくりの施策化は、まだ試行的で萌芽的な段階にあります。改めて21世紀の団地が担うべき社会的役割を問うとき、「子育て支援」は重要なテーマと考えられます。
このたびQOL演習では、「子育て支援」を団地再生をテーマとし、幅広い視点から議論・検討を行った試行研究(2007年度にURが実施した「団地再生の具体的方策に関する研究会」、座長・巽和夫氏)における、学識経験者5名の提言を中心に報告と意見交換を聞き、団地再生における新たなビジョンの共有や、QOL向上に向けた議論の場となることを期待しています。